NotionでNotionの本を作った話。

KatayamaRei

こんにちは!Reiです。

先月発売した著書「Notionライフハック」。大変ありがたいことに、重版が決定しました……!(ご購入くださった皆さん、ありがとうございます!)

実は今回の出版にあたり、裏側で少しおもしろいことを企んでいました。それは「NotionでNotionの本を作る」という作戦です。笑

実際に原稿の執筆や、編集者さんとのスケジュール管理などにNotionを活用し、本を仕上げることができました。

今回はそんな出版の裏側を、実際のNotionのページをお見せしながらご紹介したいと思います。

 

Notionはこちらから!

🎬 Director:Rei
✍🏻 Writer:みのくるみ


1. 出版の流れとは?

まずは出版までの流れをざっくりとご紹介します。

 

出版は企画の提案から始まります。出版社の企画会議に無事に通ると、いよいよ制作が開始に。

今回はNotionの具体的な活用法とテンプレートを紹介する本になったので、まずはテンプレートを作るとこからスタートしました。

約1ヶ月で36個のテンプレートを作成しました

2. 書こうとしたけれど……

企画が決まり、テンプレートの用意もできたところで、いよいよ執筆の開始です。

「NotionでNotionの本を作る」という作戦のもと、実際にNotionに原稿を書き始めることにしました。

Notionで書いた原稿

しかし、いざNotionの真っ白なページに原稿を書き始めてみると

「1ページにどれくらい画像が入るのだろうか?」
「画像と文字の配置はどんな感じになるのだろう」
「文字量は一体どれくらい書けばいい?」

と色々な疑問が沸き上がってきて、うまく筆が進まなくなってしまいました。

3. テンプレートを作成してみる

そこで、本の仕上がりを想像して、そこから逆算してみることに。実際に書店に行って、参考にしたい書面デザインを集めてリサーチをしました。

書面のリサーチの様子

そしてリサーチをもとに、Notionに原稿の型を作ってみることにしました。実際に作った型がこちらです。

Notionで作った原稿の型

型があることで仕上がりを想像できるようになり、少しずつ筆が進むようになりました。

そしてこのページをテンプレートにし、無事に合計36個のテンプレートの解説ページを書き上げることができました!

Notionで書き上げた原稿

4. ページがそのまま書面に

原稿を書き上げたら、編集者さんに納品していきます。Notionはページに他のユーザーを招待することができるので、ページに編集者さんを招待し、Notion上で共有しました。

そして、仕上がったデザインがこちらです!

書面のデザイン

Notionで作ったページがほとんどそのまま書面のデザインになり、イメージ通りの仕上がりになりました。

あらかじめ型を作って書き進めたおかげで、画像の追加や文字量の調整はほとんど発生せず、入稿前の原稿のチェックが少し楽になったように思います。(それでもかなり大変でした……笑)

5. スケジュール管理もNotionで

出版までのスケジュール管理も、もちろんNotionで行いました。

原稿をまとめたページにライターや編集者さん、デザイナーさんを招待し、制作を進めていきました。

実際に使用したNotionのページ

このように本の目次ごとに、執筆のスケジュール管理や、原稿や画像納品などのステータスを管理していました。

項目のひとつひとつが、先ほどの原稿になっていることが分かります。

原稿のスケジュールはこのようにタイムラインビューで確認していました。

1週間でかなりの量を書き上げていたことがわかりますね…笑

<まとめ>NotionでNotionの本を作ってみて

出版までの制作にNotionを活用してみて、改めて柔軟性の凄さに驚きました。

  • 原稿の執筆はもちろん、Notion上でレイアウトを作ったり、画像を入れ込むこともできる
  • 原稿に紐づけてスケジュールも管理できる
  • 「原稿」「画像」などそれぞれの項目のステータスが管理できる
  • 編集者さんをページに招待してそのまま原稿を共有できる

などなど、Notionが無かったらどうやって本を書いていたのだろう……と思うほど、今回の執筆を支えてくれたとても大きな存在でした。

そんな「Notionで書いたNotionの本」。まだの方は、ぜひお手にとってみてくださると嬉しいです。

 

YouTubeでもNotionの使い方具体的な活用例などをご紹介しているので、こちらもよかったら合わせてご覧ください。

 

引き続き、忙しい毎日が捗るような、暮らしとNotionに関する情報を発信していきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
また次回の記事でお会いしましょう。

明日はチャベスさんの記事です。お楽しみに!

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