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苦手な方も多い、Notionの数式(関数)。使う場面がなかなか無かったり、書き方が分からなかったりと、敬遠している方も多いのではないでしょうか。
そんな数式を使いこなせるようになると、Notionでできることの幅がぐんと広がります。
今回は、「数式が苦手」「使ったことがなくて全く分からない」という超初心者の方に向けて、ちょっと数式が分かるようになる、数式の構造や書き方のルールをご紹介します!
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🎬 Director:Rei
✍🏻 Writer:みのくるみ
1. Notionの数式とは
データベースのプロパティのひとつで、Formula(フォーミュラ)とも呼ばれるNotionの数式。Excelの関数に近いイメージで、横方向の計算をしたり、さまざまな関数を用いて数式を書くことができます。
💡 数式でできること(抜粋)
・四則演算
・四捨五入
・横方向の合計
・期間の日数の表示
・単位を付けたり、文字を装飾する
・条件式(もし〜であれば〜する)
・フィルターを掛けて計算する
・データベースを跨いで値を表示・計算する
これらはほんの一部で、すべての関数を覚えるのはなかなか難しいほど。それゆえ、数式を使いこなせると、Notionで「できたらいいな」と思うことをほとんど叶えられます。
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🔗公式サイトの関数一覧はこちら
2. 数式の書き方のルール
数式の書き方には、カッコで書く方法とドットで書く方法の2種類があります。ここでは、文字数をカウントする「length関数」を例に、2つの書き方を解説します。
1. カッコで書く方法
例 length(プロパティ)
→先に関数を書き、カッコの中に計算したい値を入れる方法
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2. ドットで書く方法
例 プロパティ.length()
→先に値を置き、最後に関数を書く方法
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どちらも計算された値は同じになっていますね。Notionの関数はこのように2種類の書き方があり、どちらを使っても構いません。
3. 型の違い
Notionの数式でつまづきやすいポイントが、この「型の違い」です。
下のプロパティの値はどれも10月1日を表していますが、実はすべて裏側の型が異なっています。
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この型の違いのやっかいなポイントは、違う型同士は単純に掛け合わせることができないこと。違う型同士を計算したい場合は、型を変更して揃える必要があるので、計算がうまくいかないと諦めてしまいがちです。
このあたりは応用編になるため、今は「型の種類がいくつかある」ということだけ頭に入れておきましょう。計算が上手くいかない時に、「そういえば型の種類があるんだっけ」と思い出せたらバッチリです。
3. 数式を書いてみよう
それでは、さっそく数式を実際に書いてみましょう!今回はいちばん簡単な四則演算(+-×÷)と、四捨五入をする「round関数」の使い方をご紹介します。ぜひNotionを開いて、一緒に書いてみてください。
4-1.四則演算
四則演算は、 + - * / の記号を使ってプロパティの値を計算することができます。今回は例として、以下のようなテーブルビューを作り、「重さ×個数」の計算式を書いてみましょう。
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💡 各プロパティの種類
・重さ:数値プロパティ
・個数:数値プロパティ
・合計:数式プロパティ
数式プロパティの空欄をクリックすると、数式が編集できます。数式を書くとき、まずは計算したい内容をメモする癖を付けておくと、複雑な数式を書くときも頭が整理されるのでおすすめです。
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💡 コメントの書き方
スラッシュとアスタリスクで文字を挟むことで、間に書いた文字をコメントにすることができます。コメントは計算式には影響しません。
例:/* ここにコメントを書く */
💡 数式内はShift⇧ + Enter で改行ができます。
1.今回は「重さ×個数」を求めたいので、まずは「重さ」と打ち込みます
2.すると、候補として先ほど作ったプロパティの「重さ」が出てくるので、これをクリックします。
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3.そのうしろに四則演算の掛け算の記号「*」(アスタリスク)を入力し、同じように「個数」のプロパティを選択。
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4.右上の「完了」ボタンを押すと、数式の結果が反映されます。
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+-÷も同じように計算でき、カッコでくくって組み合わせて計算することもできます。
4-2.round関数
次に、関数をカッコとドットを用いて書いてみましょう。今回は先程の合計の小数点を丸める、「round関数」を使います。
カッコで書く場合
カッコで書く場合は、数式をround関数から始めます。
-
数式の先頭に「round」と打ち込むと下に関数の候補が出てくるため、それをクリックします。
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カッコの中に、先程の「重さ×個数」の数式を書いてみましょう。
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完了ボタンを押すと、合計が四捨五入されています。
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カッコで書く方法はシンプルな書き方で、ぱっと見てどんな構造になっているか分かりやすいのがメリットです。
ドットで書く場合
一方、ドットで書く場合は、数式を先に書いたあとに最後にround関数を付けます。
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まずは「重さ×個数」の数式を書いたら、結果を四捨五入できるように全体をカッコでくくります。
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カッコのすぐ後に「.round」と打ち込むと、同じように関数の候補が出てくるため、それをクリックします。
![](https://assets.st-note.com/img/1729057587-KiQcMJ10TYbUnpZS8h7W62gL.png?width=1024)
ドットで書く場合、ドットを打つと使える関数が一覧で出てくるので、関数の名前が出てこないときにも書きやすいのがメリットです。
使う関数や書きたい数式によって書き方を使い分けられると、より便利に数式を使うことができますよ。
まとめ
以上が、Notionの数式の構造と書き方のご紹介でした!この記事で、ちょっとだけ数式を理解してもらえたら嬉しいです。
よく使う数式や、型を変換する関数なども記事にしたいと思っているので、ぜひ楽しみにしていてください!
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
また次回の記事でお会いしましょう。