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今年も年に1回のNotionで一番大きなカンファレンス「Make with Notion 2025」がサンフランシスコで行われました!
Notionの新機能がたくさんリリースされたので、今回はそんな新機能をまとめてご紹介します。
また、この記事の内容は動画でも詳しく解説しています!動画で見たい方はぜひこちらをチェックしてみてください。
🎬 Director:Rei
✍🏻 Writer:みのくるみ
Notion AIがアシスタント→”エージェント”に
最初に発表されたのは、Notion3.0へのアップデート。
今回からNotion AIのできることが大きく進化し、Notion AIが「AIエージェント」に。これまでのNotionがさらにもう一段階アップデートされました。
これまでのNotion AIはテキストの編集や要約などが主で、作業をアシストしてくれる「アシスタント」のようなAIでしたが、
今回の「AIエージェント」への進化では
- Slackやカレンダー、メールアプリなど外部の情報を検索
- 情報を集めてページにまとめる
- それを管理するデータベースを作る
など、AIが仕事を肩代わりしてくれるようなエージェントにパワーアップ。
これまで手作業で行なっていたような作業は、AIがチームメイトになり自分たちの代わりにやってくれるようになります。
ここからは、そんなパワーアップしたNotion AIで具体的にできるようになったことをご紹介します。
メモリ機能が搭載した「Notion AIパーソナライズ」
まず初めに発表されたのが、「AIパーソナライズ」機能。
ChatGPTで言う「メモリ」のような機能が追加され、Notion AIが常にどのような振る舞いをするかを指示したり、参照するページやデータベースを指定することができるようになりました!
AIへの指示はNotionのページ上に作ることができるので、Notion内のページのメンションやデータベースの埋め込みなどができ、Notionに貯めてきた情報を丸ごとNotion AIに渡すことができます。
これによって、例えば日記を書く時は過去の日記を参照してサマリーを作ってもらったり、仕事の議事録ページを読み取って自動でタスクを作ってもらう…といったこともお願いできるようになりました。
Notion AIによるデータベースの作成・編集がさらに進化
Notion AIがデータベースを作成してくれる、データベース自動作成機能。
今回から大幅に進化し、既存のページからのデータベースの変換や、データベースの編集にも対応できるようになりました!
データベースの新規作成はもちろん「このページをデータベースにして」「プロパティをこういう風に作り変えて」といった指示もできるように。
また、SlackやNotion Mailなどの外部ツールの情報を引っ張ってきたうえでデータベースを作成・編集してもらうこともできます。
Notion AIのデータベース自動化はこちらの記事でも解説しているので、ぜひチェックしてみてください!
関数を自動で書いてくれる「AI Formula」が登場!
そして嬉しいのが、Notion AIが関数を自動で書いてくれる「AI Formula」の登場。
Notionの関数は苦手な人も結構多いのではないでしょうか。
特に複雑な関数だと大変でしたが、これからはAIに指示をするだけで自動で関数を書いてくれるようになりました!
例えば「プロジェクトの残り日数を表示して」だったり、「もしこのプロパティが〜だったら…」といった複雑な条件式も作成してくれます。
9つめのビュー、「Mapビュー」が登場!
さらに、データベースに9つめの新しいビュー「Mapビュー」が登場しました!
マップビューではデータベースに位置情報を入力することができるようになり、マップ上で登録したページを一括で見ることができます。
Notionで旅行の計画を立てている方も多いと思うので、これはかなり嬉しいアップデート。
「東京タワー」など場所の名前を入力すると、マップ上に登録した場所が表示され、そこからページを開くことができます。
Make with Notionでの発表時は近日公開でしたが、既に使えるようになっているのでぜひ触ってみてください!
ユーザープロパティで権限を管理できるように
チームでNotionを使う時に大変なのが、権限の管理。
そんな権限の編集が便利になる新機能が発表されました!
これまでは基本的に1つのページやデータベースごとにしか権限を編集できませんでしたが、新たにデータベース上でページ単位での権限の編集ができるようになりました。
具体的には、データベースでユーザープロパティを使ってユーザーを割り当てることで、そのユーザーに権限を設定することができるように。
これによって、ページの中に入って共有設定を変える手間も不要になりました。
アサインした瞬間にページの権限を切り替えることができるので、オートメーションでのユーザーの自動追加と組み合わせることもでき、権限の管理がさらに便利に。
また1つのデータベースでページごとに異なる権限を設定することができるようになったので、議事録などで参加者にのみページを見せたい場合にも便利になりました。
MPCで他のツールとNotion AIを接続
次に紹介されたのは、NotionのMCPのアップデート。
MCPというのは、他のAI系のツールとこのNotion AIをつなぐための規格のようなものですが、例えばCursorなどのエディターツールとNotionを簡単にMCPでつなげるようになりました。
これによってNotion CalendarやNotion Mailとの連携も強化され、スケジュールをNotion AIが読み取ってメールを送る…といったような、アプリを跨いで情報を引っ張ってきたり、タスクを実行することができるように。
現状、このようなスケジュールやメール、Slack、Google Driveなど外部の情報を検索してトリガーにしたり、アクションを実行できるAIはほとんどないため、これは結構貴重なアップデート。
積極的にNotionカレンダーやNotionメールを使っていきたくなります。
カスタムエージェントでAIを自動化
最後にIvanから「One more thing」というスライドのもと発表されたのは、Notion AIの「カスタムエージェント」機能。 Notion AIに特定の時間や特定の動作(例:「Slackのメッセージが来たら」など)のトリガーを指定して、その後のアクションを指示できる、AIのオートメーションのような新機能が発表されました!
これによって、例えばSlackで質問が来た際に自動でNotion AIが回答をしたり、Slackで「これをタスクにしておいて」とNotion AIにお願いしたらNotionにタスクを追加する…といった自動化が可能に。
さらに、このカスタムエージェントで作ったオートメーションは他の人に共有ができたり、テンプレートストアで公開できたりするので、他の人が作成したものを使うこともできます。
例えばチームでNotionを使う場合も、誰かが作ったレシピを全員で使うことができるようになります。
カスタムエージェントの機能はもうすぐアクセスできるようになるそうなので、ぜひこちらからウェイトリストに登録してみてください。
以上が、Maike with Notion 2025で発表されたNotionの新機能でした!
キーノートはYouTubeにも公開されているので、気になる方はぜひ見てみてください。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
また次回の記事でお会いしましょう。