こちらの記事は、「Notion Community Advent Calendar 2025」13日目の記事です🎄
昨日はNotion公式キャンパスリーダーのHarukiさんの「【渡航費総額45万円🇺🇸】弾丸でMake with Notion 2025行ってみた!」でした!
僕も昨年現地参加した「Make with Notion」。今年のイベントを細かくレポートしてくださっていて、読んでいて思わずまた行きたくなってしまいました!みなさんもぜひ読んでみてくださいね。
今日の記事は、そんな昨年の「Make with Notion」のときにとっても重宝した、Notionで作った旅行ページを紹介します!
Notionの使い方として、タスク管理などの仕事以外の用途で特におすすめしたいのが、旅行の計画。
最近マップビューも加わり、Notionがより旅行の計画を立てるのに便利になりましたね!
今回は、昨年のアメリカ旅行で実際に使ったNotionページをお見せしながら、僕が愛用している旅行ページをご紹介。
新機能のマップビューを使った便利な計画の立て方や、次回の旅行にも対応できる使い回しの仕組みも解説します!

1. 旅行ページの全体像
さっそく、昨年実際にアメリカ旅行で使ったNotionページをご紹介します。

ページの全体像はこのような感じ。
大きくは「スケジュール」「行きたいところ」「持ちものリスト」「お金のメモ」の4つに分かれています。
基本的には、旅行にまつわることがこのページひとつで完結できるようにしています。
旅行の控え・やることリスト

ページのトップには、必要な時にすぐに確認できるようにVISA・ホテル・航空券などのPDFを控えています。
また、旅行の計画を立てる時や、旅行に行く前にやるべきことも忘れないようにメモしていました。
スケジュールと行きたいところ

主に旅行の計画を立てるのは、この「スケジュール」と「行きたいところ」のエリア。
この2つは一見別々のデータベースのように見えますが、実はリンクドデータベースになっていて、裏側は同じひとつのデータベースでできています。

そのため、「行きたいところ」に気になる場所を追加していって、そこから日付を設定するだけで、「スケジュール」に旅行の日程表が出来上がるような仕組みに。
マップビューを使った詳しい使い方もこのあと解説していきますね。

持ちものリスト

旅行の時は毎回パッキングにバタバタしてしまうので、持ち物リストを作りました。
国内・海外ともに一度作ってしまえば繰り返し使えるので、オリジナルの持ち物リストがあるととても重宝します…!
その時の旅行で「持っていけば良かった」というものがあれば、次回の旅行用に随時追加していくのがオススメです。
お金のメモ

「お金のメモ」は、旅行の準備や旅行中にかかったお金をメモしておく場所。
航空券やホテルなど、旅行にかかったお金はあとから「いくらだったっけ…」と探すのが大変なので、随時記録していくのが便利です。
精算するときもスムーズですし、旅行全体でどれくらいお金がかかったのかも一目で分かります。
2. 旅行の計画を立てる方法
ここからは、このページを使って実際に旅行の計画を立てる方法をご紹介します。
行きたいところをリストアップする

旅行のページを作成したら、まずは「行きたいところ」に行きたい場所を書き出していきます。
画像を入れるとわかりやすく、旅行のモチベーションも上がるのでおすすめです。

このデータベースにはジャンルや優先度、ウェブサイト、メモなどが記入できるようにしています。
開店時間などもここにメモしておくと、毎回ホームページを見に行かなくて良いので便利ですよ。
マップビューで場所を登録する

次に、マップビューで場所を登録していきます。
マップビューは最近新しく登場したNotionのビュー。場所を登録して、地図上で一覧することができます。
マップビューを追加すると「場所」というプロパティが自動で追加されるので、そこにお店や観光スポットの名前を入力して、場所を追加します。

マップ情報を登録すると、マップビューにこのようにピンが表示されます。
パッと見てどの場所とどの場所が近いのかが分かりやすいので、旅行の日程がすごく立てやすくなりました。
ピンの色も、ジャンルごとに分けることができます。
マップビューの詳しい使い方はこちらの記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

スケジュールに日程を割り当てる

次に、「スケジュール」で日程を割り当てていきます。
スケジュールは先ほどの「行きたいところ」と連動していて、登録した場所が自動でスケジュールにも表示されます。
あとはマップビューで近い場所を確認しながら、日時を入力して日程を立てていくだけ。
スケジュールが完成したら、「日時が未入力ではない」でフィルターをかけ、日時を昇順に並べ替えすれば、簡単に旅程表が完成します。


旅行当日もスマホでチェック

スマホ版のNotionでも同じページを開くことができるので、当日も旅程を確認しながら旅行をすることができます。
さらに、「場所プロパティ」の地図をタップするとGoogleマップに飛べるので、一瞬で経路検索をすることができるようになりました。
これまではGoogleマップのURLをひとつひとつ入力していたので、とても便利になって助かる機能です。


行った場所にはNotion上でチェックをしていけば、行けたところも一目で分かり、思い出にもなりますよ。

3. ページの仕組みについて
この旅行ページは、データベーステンプレートやリレーションを活用して、毎回の旅行で簡単に使いまわせるようにしています。
ここからは、このページやデータベースの構造と、繰り返し使える仕組みをご紹介します。
このページを真似してみたいという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ページとデータベースの構造
「アメリカ旅行」などの各旅行のページが含まれている「Travel」のページには、「DB_行くところ」と「DB_都市」という2つのデータベースが含まれています。

すべての旅行ページに対応する「DB_行くところ」

「DB_行くところ」は、アメリカ旅行のページにあった「行きたいところ」「スケジュール」に当たる大元のデータベース。
実はあの「行きたいところ」「スケジュール」は、すべての旅行のページで共通していて、この一つのデータベースを使っているんです。

アメリカ旅行のページでは、この「DB_行くところ」とリレーションをしたうえで、「リレーション先がアメリカ旅行を含むもの」だけでフィルターを掛けて表示していました。
他の旅行でも、同じように行き先でフィルターを掛けて表示しています。

ひとつのデータベースを使うことによって、データベースが旅行のたびに増えていくのを防いだり、行きたいところや行ったところを国や旅行を跨いで一覧で見たりできるのがメリット。
例えばこのように、国を問わず「行った場所・行きたい場所一覧」を作ることも出来ます。
行きたいところを整理する「DB_都市」

もうひとつの「DB_都市」は、「サンフランシスコ」「ニューヨーク」など、行きたいところを都市で整理するためのデータベース。
こちらも「DB_行くところ」とリレーションをして、旅行ページの「行きたいところ」「スケジュール」から都市を選択できるようにしています。

都市を選択すると並べ替えで場所を整理できたり、都市ごとにグループ分けをして表示することもできるので、計画も立てやすくなります。
特に1回の旅行で複数の都市を回る場合は、こういった整理の仕方もオススメですよ。

旅行ページを使い回す工夫
旅行のページの中身を毎回イチから作るのは大変なので、データベーステンプレートを作って簡単に呼び出せるようにしています。

そして先ほどのリレーションの仕組みも、テンプレートの設定がポイント。
テンプレートには「スケジュール」や「行きたいところ」のリンクドデータベースをあらかじめ配置しています。
そのため、テンプレート上で「このページ(例:旅行テンプレート)」でフィルターを掛けておくことで、項目を追加したときに自動でリレーションが行われるようにしています。

例えば「ギリシャ旅行」という新しいページを作ると、「スケジュール」「行きたいところ」はすでにギリシャ旅行でフィルターが掛かった状態になります。
あとは何も考えずに行きたいところを追加していくだけで、裏側は自然と整ってくれる仕組みになっています。


以上が、Notionで作る旅行ページのご紹介でした!
マップビューの追加によってさらに便利になった、Notionでの旅行計画。次の旅行の予定がある方は、ぜひ試してみてくださいね。
ご紹介した旅行ページはテンプレートにもする予定なので、ぜひこちらからメールマガジンに登録してお待ちください!
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引き続き、忙しい毎日が捗るような、暮らしとNotionに関する情報を発信していきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
また次回の記事でお会いしましょう。
🎬 Director:Rei
✍🏻 Writer:みのくるみ




